イチローの身長
イチローは結論から言うと、177cm±5ミリぐらいである。
イチローの身長は175cm・・・・そんな風に伝えているニュースサイトなどが
まだいくつか存在し、それで誤解している人間も多いのではないだろうか。
ウィキペディアなどでも175cmとなっていて、驚かされる。
イチローはプロ野球時代には180cmで選手登録していたが、何故かMLBに
渡った途端にMLB選手登録値が175cmと大幅に縮小されてしまったのである。
日本時代のイチローを知らない若い世代などは、これを真に受けて本気で
イチローを175cmだと誤解してしまっているかもしれない。
ヤクルトの青木と同じ身長な訳がないのに、どうしてこんな勘違いが広まったのか。
まず覚えておいてもらいたいのは、アメリカでは身長を表す単位はセンチではなくフィートである。
正確にいうと、フィート(1フィートあたり約30.4cm)とインチ(1インチあたり約3cm)を
組み合わせて表現する。例えば175cmの人間であれば、5フィート9インチというような
表現になる。
で、アメリカにイチローが渡った時、180cmをアメリカの身長の単位であるフィートに換算して登録したのだが、
担当の日本人が180cmを5フィート9と勘違いして登録してしまったという有名なミスである。
つまり、6フィート(182.5cm)に約1インチ(3cm)及ばないイチローを5フィート9として登録したというわけ。
これの何がマズかったのか。
ここで問題になるのは、
フィートは12インチごとに繰り上がるのであって、10インチではないということ。
つまり、6フィートより1インチ低いのは、5フィート9ではなく、5フィート11なのだ。
これは普段フィートの単位を用いない日本人特有の勘違いだったわけだが、
それによってイチローのMLBの初期登録身長は5フィート9、つまり175cmへと
大幅に縮んでしまったわけである。
基本的にMLBに行くと日本人の野球選手の公表身長はあがる。
インチがセンチよりも幅が大きく、自分の適したインチに
繰り上げるからである。例えば、176cmの日本人選手がいたとしよう。
彼がMLBに移籍する際、5フィート9(175cm)か、5フィート10(178cm)のどちらかを公表することになるわけだが、
このとき端数を切り上げ、5フィート10として登録するからである。
さて、ここで日本のプロ野球に話を戻そう。
プロ野球選手は身長をサバ読んでいないのか、というと、ほとんどの選手がだいたい3cm前後のサバを
読んでいるようだ。これは意図して読むというよりも、球団側が自動的にサバを読ませている場合も多いらしい。
例えば、ある新人選手が自分の身長を正直に175cmとして登録したとしても、
あとで新聞で自分のプロフィールを見てみたら178cmになっているというようなことである。
何故こんなことが起こるのか?
それは、先にいる選手との帳尻合わせという意味合いが強い。
既に所属している先輩選手が3cm前後のサバを読んでいるのだから、
その中に入っていけば、
自分もサバを読まなければ相手がサバを読んでいるのがばれてしまうので、
自動的に球団側が選手の身長を一律にサバを読ませる、というようなことが行われるらしい。
これは芸能界にもある風習である。
大御所の俳優がとんでもないサバを読んでいるために、事務所の新人は
サバを読みたくなくても自動的に先輩のサバと同じサバを読ませられて帳尻を取らせられる、というわけ。
話を戻そう。とある野球選手は、「自分は174cmなのに入団してプロフィールを見てみたら178cmとなっていてびっくりした」と
語っている。ソフトバンクの和田はとあるバラエティ番組で「公表179cmだけど本当は175cmしかない」と
暴露したし、巨人の高橋由伸は別の番組で、177cmしかないことを暴露している。
現役時代176cmを公表していた巨人の入来投手は、退団した今は173cmをホームページで公表している。
また、巨人の二岡は、バラエティ番組に出た際、公表177cmのネプチューンの原田とまったく同じ身長だった。
そして、これらの選手のチームメイトとの差を見ても、公表と違和感がないのである。
つまり、他の選手も同程度のサバを同じように読んでいるということ。
また、このような球団側のサバ調整以外にも、もちろん選手個々人もサバを自主的にサバを読もうとする。
これはドラフトで指名されるために自分の体格を少しでもアピールしたいという理由などもあり、
入団以前にサバを読んでいる選手も結構存在する。特に投手は身長が低いというだけでドラフトで指名されなかったり、
将来性を疑われたりするから、自主的にサバを大きく読むようだ。
基本的に日本プロ野球でも、靴の分(3cm前後)のサバは誰でも読んでいる、と思っておいたほうがより正確である。
180cmを公表している選手のほとんどが177cm前後である。イチローも同じく、178cm以上というのも考えにくいが、
176cm未満ということもまずありえない。
176cmを日本時代に公表していたホワイトソックスの井口と並ぶと一回り高いし、180cmを公表している多くの
野球選手と並ぶとやはり同じ程度の上背がある。
彼の体格そのものを見ても、やはり177cm前後の体格だというのは同じような体格の人からしたらすぐに分かるだろう。
イチローの身長は176.5〜177.5。
この間に収まるのは疑いようがないのである。
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